生年月日が同じ人はどれくらいいる？確率と身近な事例で解説

「自分と同じ誕生日の人は世の中にどれくらいいるのだろう？」と思ったことはありませんか。実は誕生日が同じ人は意外と多く、統計的にも確率的にもそれが裏付けられています。この記事では、生年月日が同じ人がどのくらいいるのか、その確率や実際の事例を交えながら解説していきます。

誕生日が同じ人が存在する確率

1年は365日（うるう年を除く）なので、理論的には365分の1の確率で誕生日が同じ人がいることになります。つまり単純計算では「約0.27％」の確率です。

しかし人口規模で考えると、その数は一気に増えます。例えば日本の人口は約1億2000万人なので、同じ日に生まれた人は理論上で30万人以上存在する計算になります。

有名な数学の例に「誕生日のパラドックス」というものがあります。これは「23人集まると、その中に誕生日が同じ人がいる確率が50％を超える」というものです。

例えばクラスや職場などの小さな集団でも、驚くほど高い確率で同じ誕生日の人がいることになります。このパラドックスは、確率論の面白さを示す事例としてよく紹介されます。

学校や会社で「誕生日が同じ人」に出会った経験のある方は少なくありません。例えば40人前後のクラスでは、高い確率で同じ誕生日の人がいると言われています。

筆者の体験談としても、職場の中で同じ誕生日の人が2人もいたことがあり、最初は驚きましたが確率を考えると意外ではないことがわかりました。

誕生日だけでなく、生まれた年や干支、星座まで同じ「生年月日完全一致」の人ももちろん存在します。日本だけでも1日に約3千人が生まれる計算になるので、同じ年・同じ日付の誕生者は数千人単位でいることになります。

さらに病院の出産数が多い地域では、同じ日に同じ産院で数人が同じ誕生日を迎えることも珍しくありません。

生年月日が同じ人は、確率的に考えて世の中にかなり多く存在します。誕生日が同じだけでも数十万人規模で存在し、生年月日が完全に一致する人も数千人単位でいる計算です。もし同じ誕生日の人に出会ったら、それは珍しい偶然に思えるかもしれませんが、統計的には自然な出来事だと言えるでしょう。