予言書や未来を示す書籍は、しばしば注目を集めます。中でも、漫画家・たつき諒氏の『私が見た未来』は、東日本大震災を予言したとして話題となりました。しかし、この書籍には他にも注目すべき予言が含まれています。今回は、その内容と的中事例について詳しく見ていきましょう。
『私が見た未来』とは?
『私が見た未来』は、たつき諒氏が1985年から1998年にかけて記録した夢日記を基にした漫画作品です。1999年に朝日新聞社から出版され、その後絶版となりました。表紙には「大災害は2011年3月」と記されており、後に東日本大震災の予言として注目を浴びました。
東日本大震災以外の予言とその的中
たつき氏の夢日記には、他にも多くの予知的な内容が含まれています。例えば、1995年10月に夢見た「赤ん坊の顔」が、同年12月の人質事件で報道された赤ん坊の顔と一致したとされています。また、1992年には「DIANNA」という名前の女性が登場する夢を見ており、これは1997年に亡くなったダイアナ妃を指していると解釈されています。
2025年7月の予言とその影響
『私が見た未来 完全版』では、2021年7月5日に見たという新たな予知夢が収録されています。この夢では、「2025年7月に日本とフィリピンの中間あたりの海底が破裂し、巨大な津波が太平洋周辺の国々を襲う」という内容が描かれています。この予言は、2025年7月5日に大災害が起こるという噂の発端となり、香港では日本への旅行を控える動きが見られました。
科学的見解と社会的影響
気象庁は、特定の日時と場所での地震予知は現時点では不可能であり、たつき氏の予言も科学的根拠に基づくものではないとしています。しかし、こうした予言が広まることで、人々の防災意識が高まる一因となっているのも事実です。
まとめ
たつき諒氏の『私が見た未来』は、東日本大震災を予言したことで注目を浴びましたが、他にも多くの予知的な内容が含まれています。これらの予言が実際に的中したかどうかは議論の余地がありますが、少なくとも人々の防災意識を高めるきっかけとなったことは間違いありません。今後も、こうした書籍がどのように社会に影響を与えていくのか、注目していきたいところです。
コメント